鎖骨骨折入院日記 抜釘手術編 
ホームへ 前へ戻る
2009年1月13日 バイクの転倒事故によって鎖骨骨折をして
1月16日〜22日まで金具による鎖骨骨折箇所固定のための手術の入院
翌2010年3月3日〜6日まで金具抜去のための抜釘手術のために入院をしました。

今回は抜釘手術のための入院で前回同様の全身麻酔、入院日数は4日の予定で固定手術の一週間よりも短いのですが
前回は手術翌日には外泊をして入院は実質3日だったので今回の方が一日長くなりました。

また私が偶然救急車で運ばれたこの病院はサッカーのJリーグ選手や海外で活躍している選手がわざわざこの病院を指名して入院するほど
最先端技術の整形外科のある事で有名な病院(もちろん総合病院なので産婦人科から耳鼻科まであります)で大変運が良かったと思っています。

手術も緊張や不安を和らげる事に努力をしているみたいで手術室へはiPodなども持ち込み可能になっています。
建物はお世辞にも新しいとは言えませんが手術室は最新の設備が整っていました。
2010年3月3日(水) 天気 曇り時々雨
入院一日目

昨年の手術から一年が経過し2月中旬くらいを手術予定としていましたが都合により3月の上旬へとなり
手術日が月曜日か木曜日に指定されているので月曜日の場合は麻酔の関係で金曜日からの入院が必要との事でしたので
1月15日の検診時に主治医の先生と相談して入院日数が少ない木曜日の3月4日を手術日に決めていただきました。


手術は全身麻酔で行われるので昨年の時と手順や準備はほぼ同様だと分かっていますし、
昨年と違い今回は痛みも無く身体も自由に動かせるのでほとんど余計な事を考えずに手術の日を迎える事が出来ました。
尾籠な話になり書くのが恐縮ですが手術前の浣腸と尿管カテーテルだけは手術日が近づくにつれて段々と憂鬱な気持ちになってきましたけど、、、

用意するものは前回同様のバスタオルや前開きのパジャマですが
今回は病室での履物としてスリッパやサンダルは禁止(転倒防止のために)という事です。
他にiPodをtouchとnanoの二つをバッグに入れて読むものとして荷物にならない単行本で
「シャーロックホームズの帰還」(昭和53年1月発行の43刷でおそらく30年ぶりくらいに読みます)を行く朝に本棚から掴んで持って行きました。
これは最終日までに全部読み終えましたが、若いころに読んだもののためか内容は結構覚えている事に驚きました。



朝はいつも仕事に行く時と同じ時間に起床しました。

それでも当日になるとやはり全身麻酔ということで不測の事態も考えられるので
後ろ髪を引かれる思いで飾ってある雛人形を脇目で見ながら家を出ました。


午前9時少し前に病院の前に到着し送ってきてもらった家族にお礼を言って別れて
昨年同様、入院受付窓口に診察券、予約票、健康保険証、入院証書などを提出し入院手続きをします。

ところが整形外科受付へ手術承諾書、入院時問診票などを提出しますと
2月18日の手術前検査の時の検査項目の一つが抜けているという事で荷物を持ったまま大至急受けに行く事になりました。
なんでも入院前の検査に合格しないと入院手続きが出来ないそうで病棟に入ってからゆっくり検査という訳には行かないそうです。

全身麻酔の場合は肺量などの検査が必要だとの事で18日の検査時に局所麻酔用の検査項目を
事務が間違って出してしまったの事でした。

検査は血液検査や心電図検査をしていたところで健康診断の人も多く来ているので順番を待つ事10分くらい、
検査は5分ほどでホースに思い切り息を吹いたりする検査でした。

プリントアウトされた検査結果の紙を持って再び整形外科の受付へ行きそれを提出して呼び出されるまで待ちます。

午前9時40分ごろに名前を呼ばれて今日整形外科へ入院する4人とともに3階の整形外科病棟まで案内されました。

3階のロビーで再び待たされ、身長と体重を計測した後に病室まで案内され、着替えを終えてすっかり落ち着いたのは午前10時30分ごろ、
すぐに整形外科病棟の婦長さんが来て挨拶をして行きました。

11時頃に看護師さんが来て入院時の注意事項、手術の手順の説明などをして体温と血圧を計測していきました。

この時に施術の位置を示す右手に油性の赤マジックで矢印のしるしを付けていきました。


※起床は6時、消灯は午後9時で食事は8時、12時、午後6時、面会時間は午後2時〜8時
手術前の今日は深夜零時以降は飲み物以外はたとえ飴でも飲食禁止、
翌日は200cc以下の水、お茶のみ午前11時までは飲む事が出来て、飲んだ量を覚えていて欲しいとの事でした。


手術は一応午後一時以降で呼ばれ次第という事で詳しい時間まではまだ分からないとの事ですが
家族が立ち会うか確認が必要との事です。
明日の事を家族に聞くのを忘れましたし、ただの抜釘の手術なのでもしかしたら来てくれないかもしれないと言うと
夕方までに確認してくださいとの事、、、一応メールをしておきました。




11時30分ごろにお茶(ほうじ茶)が配膳されてきました。
テレビのカード(1000円で700分)をロビーまで買いに行った時になんとなく入院したんだという気持ちになりました。

12時少し前に昼食が配られてきました。

この日の昼の献立は3月3日のひなまつりという事で桜寿司と桜餅、おひな様の飾りつきでした。

臨床栄養科の人に感謝です。


桜寿司、刻みのりパック、すまし汁、
塩焼き、おひたし、桜餅で

カロリー:620kcal   たんぱく質:22.1  脂質7.1  
炭水化物113.0 食物繊維5.0  塩分3.1






午後になり手術室管理医の先生(女性です)が病室まで来て私の手術は順番が遅くおそらく午後5時くらいになるという事
何か不安な事は無いか等を聞かれ最後に明日は一緒に頑張りましょうと女性ならではの優しさで励ましてくれました。
家族から明日の手術にはもちろん立ち会うというメールの返信が来ていたので手術の時間の変更のメールをしておきました。

その後主治医の執刀医の先生(江口洋介似で外科医としての腕の方も良いです)もやってきて
やはり順番が先生の手術の中で3番目で遅くなり午後5時程度になる事、前の手術の流れによってその午後5時を大幅に過ぎる場合は
全身麻酔ではなくて局所麻酔に切り替えて手術を行う場合もあるという事を伝えられました。


今回はやはりまったく健康な体なので、ベッドの上に横になっているだけというのは結構苦痛になってきました。


また昨年の流れだとそろそろ看護婦さんが浣腸を持ってくるのではないかと内心びくびくしていますし
来なければ来ないで、このまま明日の手術前までに出なければ明後日の朝までトイレに行く事は禁止されるので
明日の手術後の夜にもし我慢できなくなったらかなり面倒な事になるなどと不安にもなります。
結局この日も翌日も浣腸などされることなく、便秘のまま手術を受ける事になりました。

午後3時15分ごろ、看護婦さんがやってきて
「手術の前日なのでシャワーを浴びて来て下さい」と言われ
浴室へ行ってシャワーを浴びてきました。
時間は約15分ほどの割り当てでかなり広い浴室で大きな浴槽もありますがお湯は張っておらずシャワーのみで少し残念です。

夕方5時過ぎになり麻酔医の先生がやってきて明日の麻酔についての説明、喉のそり具合
アレルギーや過去の疾患、現在風邪にかかっていないかなどを聞かれました。
もちろん私はこの麻酔医の先生が昨年の先生と同じだと分かったので昨年手術を受けて大丈夫だった事などを告げました。

お茶が配られ、少しすると検温を促す放送が流れました。
測ってみると36.8度で平温より少し高めです。
37度を超えると手術を受けられなくなる可能性もあるため少し心配になりました。

6時になり夕食が配られてきました。

米飯菜の花蒸し(鳥挽き肉の上に炒り卵)炒めなます(蓮根と人参)
ゴマ和え(キャベツ)オレンジ

カロリー645kcal
 蛋白質:24.7 脂質:13.4 炭水化物:103.5
食物繊維:3.9 塩分:2.2



食後すぐに家族の面会があり娘がオレンジの良い匂いがするとの事、
すぐに来るのが分かっていれば娘にオレンジを残しておいたのですが、、、、

面会が終わり一階のエントランスまで家族を送って行きました。
明日は手術の時間が遅くなったので娘も手術に立ち会ってくれるという事でお別れはさみしい感じはしませんでした。

8時少し前に看護婦さんが血圧を測りに来てからは病棟は少し静かになり消灯時間が近い事を教えてくれます。


果たして今晩は眠れるのか少し心配ですが、昼間ベッドで眠らないようにしたので大丈夫だろうとは思いますが、、、



9時少し過ぎに消灯になり、しばらく枕元の電気を付けて持ってきたシャーロックホームズを読みます。


午後11時くらいに眠くなってきたので眠ろうとしますが、左隣の人のいびきの相当なうるささにはかなり閉口しました。
これには最後の晩も一晩中悩まされました、、考えてみると薄いカーテンで仕切られただけで距離は2Mほどしか離れていないのでこれではたまりません。

我慢が出来ずにiPodで音楽を聴く事にして聴きながらメールを打ったりしているうちにいつの間にか眠ってしまいました。


2010年3月4日(木) 天気 曇り
手術日

朝6時を少し過ぎたところで起床時間となり看護婦さんが仕切りのカーテンを開けて行きます。

今日は手術日なので起床後すぐに血圧と体温、サチュレーションを測りにきました。
当然起きたばかりなので体温は35.7度と低め、血圧は私からは確認できませんでしたが多分かなり低かったのではないでしょうか。
もう一度計測し直していました。


看護婦さんから11時までは飲み物だけは大丈夫だけれどそれ以降は飲食禁止を徹底するように言われました。

また午前8時過ぎに点滴が始まるのでそれまでに手術着に着替えておく事、
その際T字帯はまだ着ける必要はなく下着のパンツと下は履いていても良い事、
寒い場合は上に何か羽織っても良い事などを告げられます。

T字帯、病院の売店で200円で購入


手術予定の午後5時まで手術着のままでいるのは寒いだろうし、点滴も朝8時からじゃトイレへ行く回数も多くなって大変だななどと思いました。

午前8時に手術着に着替え8時20分に点滴が始りました。

この時男性の医師に点滴の針を刺してもらったのですが、やはり女性にやってもらうのに比べると痛かったのは気のせいではないと思います。
腕を上に引っ張り上げられたり、血管の付近を指先でぴしっぴしっと叩かれたり結構強引でしたので、、、


点滴は昨年と同じラクテック注という体液を補うものでした。

このラクテック注の500ccを早めの落下速度で2本、これはお昼少し過ぎたところで終わってしまい少し早すぎたみたいです。
ラクテック注のあと、おそらく術後に用意されていたブドウ糖のヴィーンDというものに切り替わりますがこれはかなり速度をゆっくりにして
手術直前にもまだ半分ほど残っていて、手術後、麻酔から覚めた時にみたらその続きを行っていました。




9時少し前に主治医の先生が来て
「体調は大丈夫ですか?」
「今日は頑張りましょう!」
などと顔を見に来てくれました。

前回の傷跡と同じ場所をなぞるように切開するとの事です。
切開長さは前回よりも若干短くなるみたいです。

この鎖骨の気になるデコボコもいよいよ今日でお別れです。


その後は特別にやる事も無くまた点滴という枷が付いていて手術着では寒いのでベッドで布団を被って横になっているしかなく
(動き回ると点滴のチューブに血液が逆流したりしてあまり良くないらしいです)
そのうちに知らないうちに眠っていたりしました。

午前11時を過ぎると飲み物も飲む事が出来なくなります。
寒い時期ですし安静に点滴をしているので喉が渇くという事はまず無いと思います。




今回は意外とおしっこはあまりしたくはなりませんでしたが、便秘なのでそちらはかなり心配になっていました。
またまたこの尾籠な話ですが全身麻酔というのは全身の筋肉が弛緩する状態になるらしいのでやはり不安です。

午後4時過ぎまでうつらうつらしながらそのまま過ごし午後4時を過ぎたところで家族が病室にやってきました。

午後4時30分ごろ、看護婦さんがやってきて手術室の入室時間が4時45分に決まったと告げに来ました。

いよいよです。

トイレに行き最後のおしっこを済ませT字帯に着替えてきてベッドの上で待っているとストレッチャーを押して看護婦さんと看護師さんが来て
ストレッチャーへ移動し横になるように言われました。

点滴はもちろんしたまま、血圧、体温などをはかりますが体温は37度、血圧も問題があるみたいで4回も測り直しました。
体温は今度は右の脇で測り直して36.8度、血圧もなんとか大丈夫だったみたいです。

足には血栓予防の締め付けの強いストッキングを両足に履かされ準備は整ったみたいです。
今回は肩の気分をリラックスさせる注射は何故か打たれませんでした。時間が無かったので省略されたのでしょうか、、、

ストレッチャーに横たわったまま、付き添いの家族と一緒に廊下を抜けエレベーターで2階の手術室へ降ります。


2階の手術室の入口で家族と別れを告げます。

入口を入るとすぐに手術管理の女性(ピンクの白衣を着ています)が3人が中で待機していて
頭に手術用の帽子(青い不織布のヘアキャップ)を頭に被せられ(女性ならではの優しい接し方でした)
ここからはこの3人がストレッチャーを押してくれます。
ここまで押してきてくれた2人に「ありがとうございました」というと「頑張ってくださいね」と言われ少し勇気付けられました。


この入口部分から先には手術室が何個もありかなり長かった事を前回の手術の時に見ているので
さあ、ここからはまだ長いし今回はどうなっているのかよく見てみようなどと思っていると
一番手前の部屋に入ったみたいで(寝たままですしメガネをしていないのではっきりとは分かりませんが)
すぐに手術台の脇に到着してしまいました。


前回は手術台の右側でしたが今回は左側でストレッチャーの高さを手術台の高さに合わせてくれて、
それからゆっくり移動して下さいと言われました。


手術台にゆっくり移動すると仰向けに寝かせられ、上に薄い青色の布を被せられ、手術着を脱がせられます。
見渡したところ前回の手術室より少し狭いです。手術の手順説明書の写真の手術室と感じは良く似ていました。
これも前回との比較になりますが、手術室は音楽が流れていたのを覚えていますが今回は特に聴こえませんでした。


この時に執刀する先生と麻酔医の先生の顔を確認出来ましたので「よろしくお願いします」と挨拶をしました。
自分の身体の周りを囲むのは執刀の先生と麻酔医の先生、手術室管理医の先生を含む女性3人で計5名となっていました。

次に足の大腿部を閉じたまま左右から固定されます。
この時に恐怖感を感じないように「手術台から落ちないように軽く固定しますね」と言われます。

そして今度は腕の肘の部分を片方づつ、これは背中の下で左右繋がっている幅広のベルトで同じように説明されながら固定されます。
この時左右の長さのバランスが悪く一度固定した右腕を外し長さを調整するために背中を少し浮かせるように頼まれました。

前回は確か腕の部分の台が自動でせり出してきて手術する右腕は固定されなかった覚えがあるのですが、、、、

そして「寒くは無いですか?」
「なんでも言ってくださいね」と
とても優しく手術前の緊張をほぐしてくれました。

「手術する鎖骨はどちらですか?」と最終確認をするように聞いてもきました。


心電図や呼吸、サチュレーションのセンサーを脇腹や指先に取り付けられると
ピッピッ、と心臓の脈動に同期した音が手術室に響き渡ります。

いよいよ眼前に透明な浮輪のようなマスク(酸素のマスクですと説明されますが)が迫って来ると
その心臓の鼓動を示す音も間隔が早くなってきます。
落ち着かなければと思うのですが、、、、


「点滴に眠くなる薬を入れるので左腕が冷たくピリッと感じるかも知れません」と言われるともうすぐです。


ただ今回はなかなか意識が薄くなりません。
日記で確認してみると前回は確か2呼吸ほどで意識が遠のいたと思うのですが、、、

2分ほどしたところで麻酔医の先生が「どうですか?ぼうっとしてきませんか?」
と尋ねてきました。

「少しぼうっとしてきました」というと
「深くゆっくりと深呼吸のようにしてください」と言われたので
深く息を吸うとむせて咳が出てしまいました。
やはり酸素ではなくて痺れるようなクロロホルム臭のようなものが出てきているみたいです。


左側にいる手術管理の女性が「(点滴量を)もう少し多くしますか?」と麻酔医に尋ねるのが聞こえ
麻酔医が「全開、全開でいいです」というのが聞こえました。

ここまでは覚えていますが後は一気に意識が無くなったと思います。

眼はしっかり閉じたのか、今はとても気になっていたりします。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ぐっすりと深い眠りの中から麻酔医の先生に声を掛けられて手術が終わったことが分かりました。

今回は咳きこまないようにゆっくりと息を吸う様にしました。


まだ意識がはっきりしていなかったのですが執刀医から無事手術が終わったことを伝えられました。

ともすればまた眠りそうになるのをこらえていましたが途中何度か瞼を閉じてしまったのを覚えています。

この間、良く覚えていないのですが四肢で痺れているところがないか、きちんと動かす事が出来るかなどを聞かれたと思います。
手術台からストレッチャーかベッドへ既に移動していて、手術着も着ていたしおしっこの管も既に挿さっていたと思います。

酸素マスクはしていたと思いますが心拍数などを示すモニターのセンサーが付いていたのかは覚えていません。

「病室へ移動しますね」といわれてストレッチャーを押されて手術室から病室へ向かいますが
手術室から外は病棟の看護婦さんと交代したかどうかはよく覚えていません。

途中で「電気毛布を今入れていますが、このまま入れておきますか?」
と聞かれた時はピンクの白衣を着た手術管理の女性に言われた様な気がしますが、どの場所で言われたのかはよく覚えていません。


そしてリカバリールームへ到着して部屋の酸素マスク、モニター類のセンサーなどを取り付けられました。

しばらくすると外で待っていた家族が呼ばれて入ってきました。

時間を聞くと6時15分との事、ほぼ予定通りの時間で手術が終わった事を知りました。


家族と話して言ると執刀した主治医の先生が入ってきて手術の説明をしていただきました。
手術は予定通り進み全ての金属の抜去が出来たとの事です。
手にはその抜去したネジとプレートを持っていました。

先生に手術のお礼を言って
「その外した金属をいただけませんか?」
と尋ねると
「もちろんいいですよ」
といって家族に手渡してくれました。

「今日は一晩安静にここでゆっくり休んでください。このまま順調にいけば明後日には退院できますから」
「おしっこの管は安定してきたら外せますからもう少し我慢して下さいね」
と言って先生は部屋から出ていきました。



確かにおしっこの管はおしっこがしたい様な気がして気になりますが
前と違ってどうしても我慢できないというほどではありませんでした。

ただ喉の奥の方がいがらっぽくて時々咳が出るのですが
そのたびに看護婦さんが飛んでやってきます。

数回繰り返すと、ナースステーションのモニターの波形がとんでもない事になりアラームが鳴ると言っています。
だから咳が出ていると伝えると納得したみたいです。
ただ「痰の吸引をしますか。楽になりますよ」と聞かれたのですが
母が昏睡状態で入院している時に痰の吸引をすると身体をのけぞらしているのを覚えていたので丁寧に断りました。


7時も近くなったので家族には「もう大丈夫だから帰っていいよ」
と言って帰ってもらいました。


午後9時近くになりサチュレーションの値が良くなってきたらしく酸素マスクを外すのを許されました。
尿道カテーテルの方はあまり気にならなくなったし、シビンだと看護婦さんの処理が大変だと思ってこのまま朝まで我慢する事にしました。
ただ翌朝起床時の生理現象の時に結構つらい思いをしましたし、その状態の時にもし尿道カテーテルを外す事になったらかなりまずいななどと思いなるべく収まるようにしましたが、、、

午後11時ごろ、ブドウ糖点滴にプラスして併用で抗生剤の点滴が始りました。

そう言えば血栓予防の足のエアーで締め付けるマッサージ器が取り付けられていない事に気が付きました。
あれはかなりの力で締め付けられて身体を動かす事が出来ず厳しかったので付いていない方が良いのですが、、、


この時になって傷がほとんど痛くならない事が分かってきました。

ただ血圧を自動測定する機械は付けられていて30分おきに肘から上の左腕を締め付けられるし、
看護婦さんが1時間おきに声をかけるのでゆっくりと眠る事は出来ずこっそりメールなどをやっていました。
夜中に相手の方にはご迷惑をおかけしましたが大変心強く感じられ励ましていただきました。

点滴はこの後何度か交換され明るくなってから見たら初めのラクテック注1つになっていました。

2010年3月5日(金) 天気 晴れ 大変気持ちの良い暖かい一日でした
入院3日目

長い夜が開けて午前6時5分、看護婦さんが来て体温を計測していきました。
体温は36.5度と平温でした。

この時になり傷が全く痛くなく体調も悪くない事が分かりました。
やはり前回は骨折部分を固定したという事で痛みの度合いが全く違ったみたいです。


午前6時15分 点滴が終了し各種モニターのセンサー類も取り外されました。

午前6時30分 看護婦さんが血圧を測定しにきました。 115/65 脈拍65/分

午前7時20分 やっと尿道カテーテル抜去です。 手術着の下で見えないようにうまく一瞬で強く引っ張って外してくれました。
          抜くときに多少の痛みはありましたが上手な看護婦さんです。 これで身体を自由に起こしたり動かせるようになりました。

午前7時35分 薬剤師のとてもかわいらしい女性がやってきて次の食後から飲む薬を持ってきました。
          
痛みどめ(炎症や熱を下げるロルフェナミンという錠剤)と胃薬(レバミピド錠)で、病院の夜の食事から翌朝までの時間が長いので
            夜は消灯前に何か食べ物を食べてそれから飲んだ方が朝まで薬が切れることなく眠れるので出来ればそうして下さいと言われました。


午前7時40分 血圧の測定です。 95/58と少し低め。 他に指先でサチュレーションを測りました。 99と値は良いです。

午前7時45分 身体を拭く暖かいタオルを看護婦さんが持ってきて身体を拭いて手術着から自分のパジャマへ着替えるように言われます。
          今回は身体が自由に動かせるので手伝ってもらわずに自分で着替えられたので良かったです。
          なんといってもT字帯からパンツの履き替えもありますので。

午前7時57分 朝食が配られました。 ただしメニューは全粥です。

全粥 煮もの サラダ みそ汁








この時部屋の避難誘導図を見てリカバリールームではなくてリカバリールームの向かいにある個室に居る事が初めて分かりました。
扉こそ開け放されていましたがどおりで自分一人だけでしたし携帯電話を枕元においても大丈夫だったわけです。
 
ただ昨年もやはり個室だったのですが今回はトイレが付いていませんでした。
上記の図ですと昨年はナースステーションの右側の部屋でした。


午前8時40分 主治医の先生の回診があり翌6日の退院と約2週間後の抜糸の日を決めました。

午前10時25分 院長の回診があり消毒と傷口の透明テープでの保定をしていただきました。
  
    
昨年同様このままの状態で抜糸まで大丈夫だそうです。




午前11時20分 一般病棟の自分の部屋へやっと戻る事が出来ました。

12時 昼食が配膳されます。

メニューは忘れもしない、昨年生まれて初めて食べたのと全く同じものでした。
           

うどん カレーうどんつゆ さつま芋オレンジ煮
サラダ 牛乳180ml
 
カロリー695kcal 蛋白質:28.4 脂質:16.8
炭水化物:104.1 食物繊維:6.4 塩分:3.8



12時35分 昨晩着信があり電話に出る事が出来なかったので屋上へ電話をかけに行きました。
           


今日は大変天気が良くて暖かくて気持ちが良かったです。


電話を終えて自分のベッドへ戻ると暖かいタオルが3つビニール袋に入って置いてあります。
そう言えば看護婦さんが手術後なので身体を拭くために来ると言ってましたっけ。
自分でもちろん拭けるので早速カーテンを閉めて身体のあちこちを拭きました。



午後2時35分 傷口も痛み止めを飲んでいるせいかまったく痛みが無く通常とまったく同様です。
 こうなって来るとこんなに天気の良い日にベッドに座っているのはかなり苦痛になってきます。

再び屋上へ行ったり一階の売店へ飲み物を買いに行ったり病院中をうろうろしていました。


屋上では建設中の新東京タワーのスカイツリーを遠くに発見する事が出来ました。

ズームを使って撮影しました。 この日は304Mの高さだったみたいです。


午後2時50分 家族が面会に来ました。
退院時に窓口へ提出する保険請求の医師の診断書請求用紙などを持ってきました

午後6時 夕食が配られました。

米飯 塩焼き 大根おろし 野菜あんかけ
南瓜のサラダ バナナ
 
カロリー668kcal 蛋白質:27.5 脂質:10.5
炭水化物:113.4 食物繊維:5.1 塩分:2.4



消灯までを静かに過ごしますが消灯間際に急になにか甘いものが食べたくなりましたが
売店も閉まっていてしかたがないので自販機でココアを買って飲むことでごまかしました。


午後9時 消灯  

病院最後の夜が過ぎていきます。
           
なかなか寝付く事が出来ませんでしたが日付の変わる頃には眠ってしまっていました。

この日は夜中の看護婦さんの巡回に全く気が付かず朝までしっかり眠りました。
当然いびき対策のためにiPodを朝まで聴きっ放しだったという事もありますが、、、

夜中は2時間おきほどにLEDの懐中電灯を片手にカーテンの隙間から一人づつちゃんと確認していくんですよ。
           


   

2010年3月6日(土) 天気 曇り 一時小雨
退院
今日はいよいよ退院の日です。

思えば昨年の1月13日に骨折してから今日まで1年2カ月もかかった事になります。
鎖骨というのは身体の骨の中で一番折れやすいものでまた今回はネジを抜いた穴が骨に残っているので
まだしばらくは通常よりも折れやすいとの事です。

再び折ってしまう場合も少なからずあるというので、そうなるとこの一年2カ月は全くの無駄になってしまいます。
しばらくは重たいものを持つ様な重労働や衝撃を避けて生活をする必要がありそうです。

午前6時20分に看護婦さんが部屋の電気を点灯しカーテンを開けて行きました。
起床です。

午前6時半に血圧を測ります。
数値は102/68  

看護婦さんが
「とても良い血圧でこれなら脳梗塞などの心配は無いですね。今後もこの調子で生活習慣を注意していってください」
と言っていましたが普段より少し低めだとは言えずじまいでした。

午前7時22分 お茶が配膳されます。

午前7時53分 朝食が配られました。これが最後の病院食です。
米飯 みそ汁(特食) 炒り卵 おひたし 梅干し
 
カロリー508kcal 蛋白質:20.6 脂質:8.4
炭水化物:83.2 食物繊維:3.6 塩分:3.6


午前8時30分 一階の売店へ飲み物を買いに行こうとしたところちょうど下りる階段のところで主治医の先生と会いました。

先生「具合はどうですか?」
私「大変いいです」
先生「傷の具合をちょっと見せてもらえますか?」
私「はいどうぞ」

よく考えてみると階段の降り口でシャツをめくって傷口を見せているのもかなり変な気がしましたが
傷口を見て先生も納得したみたいで
「ああ、もうテープを貼って貰ったんですね。きれいになっていて良かったです」
と言って階段を下りて行きました。


自分の仕事に責任を持つプロフェッショナルなんですね。
何度も書きましたが江口洋介似でかっこいいんですよ。



事務の方から退院について説明があり、午前中の回診が終わればいつでも退院が可能になりました。



午前11時少し前に、病室に回診がありました。

今日は院長でなくて主治医の先生ともう一人の整形外科の先生でした。

主治医の先生に一応もう一度傷口を見せて、気になるお風呂はいつからか聞いてみたりしました。
一応テープが耐水ではないのでそこまで浸からなければ今日からでも大丈夫だという事です。
ただ2カ月程度は重労働、重たいものや衝撃は避けるようにと念を押されました。



午前11時20分 家族が迎えに来て退院となりました。